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VALORANT Champions 2021 六日目はまさに波乱の一日となりました。優勝候補であったSENTINELSの予選落ちなど見逃せない試合が目白押しです。また本日七日目でグループ予選が終了し残すはプレイオフのみとなります。残りの3枠、どこのチームが勝ち残るのか今日のChampionsも目が離せません。
世界が注目する『VALORANT ”Champions” 2021』
VALORANT Champions 2021 大会概要
大会名
- VALORANT Champions 2021 BERLIN
開催日時
- 2021年12月1日（水）～12月12日（日）
開催場所
- ドイツ ベルリン
出場チーム
- 世界各国から選ばれた全１６チーム
大会ルール
- 予選グループステージでは4グループに分かれ、ダブルエリミネーション形式でのBO3が行われ、予選を勝ち残った全8チームがシングルエリミネーション形式でのBO3（決勝はBO5）で優勝を決める戦いを行います。
プレイオフの組み合わせが本日決定、EMEA全チームがグループ予選1位！
日本時間12月7日、Day6全試合終了後にプレイオフ組み合わせ抽選が配信上で行われました。Day6でグループ予選1位通過チームがすべて決まり、それによりEMEAリージョンから出場している全4チームがすべて予選を1位通過というレベルの高さを証明。残りの2位通過チームは本日、七日目に行われる予定の3試合で決まることになります。
国内の有名ストリーマーもミラー配信で大会を盛り上げる #CRWIM
また今大会でも大会を共に盛り上げてくれる心強いサポーターが4名います。
- ZETA DIVISION所属 StylishNoob
- 人気ストリーマー SHAKA
- 人気ストリーマー SPYGEA
- げまげま所属 JASPER7SE
彼らの配信はtwitch.tvにて行われているので、興味がある方はそちらもチェックしに行ってみると、視聴者との一体感を楽しめるはずです！
六日目大会結果はこちら
『Acend』VS『TeamEnvy』
グループ予選アッパーブラケット最後の試合はAcend VS Envy。ファーストマップはアセントとなります。まずは開始から4ラウンド連続で取るのはACE。しかしNVもすぐに3本を返し反撃の構え。しかしここから突如、一気にACEがペースを握り前半戦残りのラウンドをすべて取る一方的な展開に。後半も最初のハンドガン、セカンドと連取するACE。なんとかバイラウンドから反撃するNVがラウンドを返しますがなかなか追いつくことが出来ません。その後もACEペースで試合は進み13-8でファーストマップをACEが勝利します。
もう負けることが許されないNV、戦うマップはバインド。セカンドマップでも圧倒的な強さをみせるのはACE。前半徐々に差が付き始めたところでなんとかNVのエースアタッカーyay選手がオペレーターで4枚抜き、1人でラウンドを取りきるものの、流れは依然としてACEペース。9-3という大差で後半戦へ折り返します。後半戦負けられないNVはこの大差からなんとかACEに追いつきラウンドは10-10。奇跡の逆転を果たすかと思われましたがしっかりと最後はACEが押さえ、13-11でバインドを勝利、プレイオフ進出を果たしました。
プレイオフ1位シード最後の一席を獲得したのはAcend。Acendは前回のMasters Berlinでも前評判の割にそこそこの結果で終わってしまったり、今大会でもVivoKeydに対して敗北しかけたりと思ったほどの強さを見せれていないように感じました。しかし、今回の試合ではそれらを払拭するかのような強さを見せ試合に勝利。プレイオフでの活躍に期待が持てそうです。
『VivoKeyd』VS『X10C Esports』
負けたら敗退となるロワ―ブラケットの試合、マップはアイスボックスから始まります。序盤からX10が5人で動くVKに対して積極的に裏に人数を割き囲い込む形をつくりVKを翻弄。VK有利に見られたこの試合でしたがリードを奪ったのはX10となりました。VKはなかなかこのX10の動きについていくことが出来ず前半大きなリードを奪われてしまいます。後半に入ってもこの悪い流れをVKは引き戻すことが出来ず、なんと6-13という圧倒的差でファーストマップを敗北する結果となりました。
続く運命のセカンドマップはヘイヴン。先ほどの試合で、この試合にも影響を与える程大差をつけ勝利したX10は選手の表情からも余裕を感じます。対するVKは後がない状況絶対に落とすわけにはいかないこの試合、大きなプレッシャーを感じている事でしょう。案の定、序盤からペースをつかむのはX10、またしても前半から大きなリードを奪い3-9で前半を折り返します。後半なんとか逆転したいVKでしたが流れを引き戻すことはできず5-13でX10が勝利。VKのChampionsはここまでとなりました。
Acendとの激戦を繰り広げたVivoKeydは世界から注目されるチーム、しかしそんな強豪チームでもプレイオフには進出できず。Championsのレベルの高さと何が起こるかわからない怖さをこの一戦からは感じました。また事前評価では大きく差をつけられていたX10ですが、この試合で自分たちの強さをきっちり証明することができたでしょう。
『SENTINELS』VS『KRU Esports』
注目元王者SENTINELS、アッパーからロワ―へ転落してしまった彼らはもう負ける事は許されません。対するはKRU Esports、ファーストマップはフラクチャーとなります。前半戦圧倒的力の差を見せつけるのはSEN、優勝候補としてグループ予選で負けるわけにはいきません。なんとか後半反撃を試みるKRUでしたが、Nagzet選手のオペレーターの調子も悪く追いつくには程遠く13-7でSENがファーストマップを勝利します。
続くセカンドマップはヘイヴン。先ほどの試合を見る限りここでSENが圧倒して試合終了かと誰もが思ったことでしょう。前半戦やはりリードを奪うのはSEN、しかしなんとか食い下がるKRUは前半戦、4本のラウンドを取ります。8-4折り返しとなった後半戦、ハンドガンラウンドを落とし更にはバイラウンドも落としてしまったSENにKRUが追い付き8-8。さらに次のSENのバイラウンドをKRUが取り一気に逆転。流れを掴んだKRUがなんとかこのセカンドマップを11-13で勝利し、ギリギリのところで最終マップへと望みをつなぎました。
本日のラストマッチ運命の一戦はスプリットで決着となります。互いに負けられない一戦、セカンドマップを逆転勝利したKRUは先ほどの勢いでこの試合も戦っていきたいところ。序盤は互いにラウンドを取り合い4-4まで進みます。しかしここから徐々にSENペースとなり8-4までリードを広げ後半戦へ。後半なんとしてでも逆転したいKRUが怒涛の攻めでSENに同点まで迫ります。先ほど同様逆転できる流れとなったKRUは勢いに乗ってラウンドを逆転。調子の上がらなかったKRU Nagzet選手もここにきて調子を取り戻しキッチリと仕事をこなします。ここからはシーソーゲームが続き今日一番の緊張感につつまれます。運命のラストマッチを制したのは11-13でKRU、SEN相手にまさかの逆転勝利を収めることが出来ました。
予選一番の波乱が起こった試合と言えるであろうこの一戦はまさに激戦。1マップ目では力の差を見せつけられたKRUでしたがなんとかセカンドを取りラストマップへ繋げた精神力はすごすぎます。最後スプリットを勝利した時の彼らの喜びようは優勝したかのようなものでした。SENTINELS相手に勝てたというのも彼らにとって大きな自信につながったはずです。
対するSENTINELSはMasters Berlin の時よりも悪い結果となってしまいました。体制を変えて今大会に臨んだ彼らでしたが、今回も結果を残せなかったのはファンも選手たちも心にくるものがあるでしょう。来年のVCTには最強と言われたSENTINELSの姿を、もう一度ファンの元に届けてくれることを心から願っています。
六日目全試合の最終結果
| 勝利チーム | 敗北チーム | 試合結果 |
|---|---|---|
| Acend | TeamEnvy | 2-0 |
| X10C Esports | VivoKeyd | 2-0 |
| KRU Esports | SENTINELS | 2-1 |
七日目の試合予定はこちら
七日目の予定は以下の通りです。
- 一戦目：『Cloud9 Blue』 VS 『VisionStrikers』
- 二戦目：『TeamSecret』 VS 『TeamVikings』
- 三戦目：『X10C Esports』VS『TeamEnvy』
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